2009年6月18日木曜日

公的資金返済したはいいものの

モルガン・スタンレーが100億ドル,

JPモルガン・チェースが250億ドル

の公的資金をが財務省に満額返済したとの発表がありました.

1-3月期の業績好調だったことに加え,一部の指標に回復の兆しが見えていることも

米財務省が早期返済を認めた背景にあるでしょう.

手数料,迷惑料として,上乗せして公的資金を返済したかどうかは,

今のところ不明です.


今後は4-6月期の経済状況が明らかになってきます.

日本の財務大臣が,1-3月期が明らかに底だったと断言していました.

確かに,景気回復傾向であるという安心感が投資意欲,消費意欲を

増進させるものであることに違いはありません.

しかし,景気は必ずしも減退した後,回復するとは限りません.

100年に一度の経済危機であるものが通常の景気循環と同じようにすぐ回復するなんてのは

あまりにも考えが甘すぎます.

楽観主義が行き過ぎています.

今後景気が回復する保証はどこにもありません.

長期にわたり低水準で推移する可能性は十分にあります.

企業の雇用環境はますます悪化する一方で,

給料が下がるのは必至です.

そうなると,ますます消費は減退し,企業の業績は悪化します.

大量の赤字国債を発行して景気刺激策を行ったところで,

一時的に首の皮をつなぐことはできても,

実際問題,何の解決策も与えてはいません.

エコポイントが将来の需要を先取りし,

国債発行で将来の資金を先取りし,

果たして,将来にはあと何が残っているのでしょうか?


そのころには現在政権を握っている政党は完全に影に隠れていると思いますが・・・

その無責任な政策の責任を誰が背負うことになるのでしょうか.

間違いなく,それは私たち自身であることに間違いありません.

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