2009年3月6日金曜日

米雇用統計の結果はほぼ予想通り

2月の米雇用統計は非農業部門雇用者数は-65.1万人で市場予想の-65.0万人より弱い結果、

同失業率は8.1%で市場予想の7.9%より弱い結果となった。

市場予想とほぼ等しかったことを受け、ドルは円に対して値を上げています。

ドル円は発表前の96.80付近から97.70付近へ上昇。

現在は97.50-70付近で推移しています。

今日の午後には雇用統計の数字が-100万人になるのではという噂が流れ、

大幅にドルが円に対し売られていたのですが、その下げた分の半分ほどを戻した状況です。

このような流れを、

”セル・ザ・ルーマー、バイ・ザ・ファクト”

というらしいですね。

簡単に言うと、噂で売って、確認して買うということです。


その逆の”バイ・ザ・ルーマー、セル・ザ・ファクト”というのもあるらしいです。

これは一月ほど前、アメリカ政府、オバマ大統領の政策への期待から

ドル円が90円ぐらいの水準から93円付近まで上昇したものの、

内容が期待はずれだったから急落したってやつが当てはまりそうですね。


今回の雇用統計については、大きな混乱もなく予想通りの展開ということになりましたが、

失業率8.1%というのはかなり悪い数字で、これが底ではないと思います。

このままの状況で経済が悪化を続け、GMの計画的破綻のような事態が起こると、

失業率10.0%越えも視野に入ってくることでしょう。

また、パート・アルバイト従業員を含めた数字では、

失業率が14.8%で前年同月から6ポイント近くも上がっているそうで、

実態としては、そう楽観できるほど楽な状況ではないことが再確認できます。

ドル急落です。米雇用統計に注目

東京市場の15時にもうすぐなるかというころ、ドル円が急落しました。

98.20付近で推移していましたが、97.90付近、97.50付近、97.20付近へと、

大きく3回に分けて下落しました。

今夜発表される米雇用統計は市場の事前予想では-65万人程とされていますが、

これが-100万人を超えるとの噂が売りの原因とされています。

大口の売りが出たので、それに追随して売りが出たといったところでしょう。

ユーロはドルに対し上昇しています。

ただ円に対してはドル円の下落の影響で大きな上昇とはなっていません。

今日の22時30分に発表される米雇用統計に注目です。

ダウ急落&ユーロ急落&ドル円急落&システム障害

今日の市場は荒れ気味。

GMは監査人から、営業損失と手元資金の枯渇を止められなければ、存続する能力に疑問がある

と指摘されたことを受け、GM株は急落。

これに伴い信用不安が拡大しダウ平均は急落。

現在前日比220ドル以上の下げとなっています。

また、経営不安がささやかれるシティグループの株はついに1ドル割れしています。

もはや自立困難なのは明白ですが、資金注入を終えても、信用力は地に堕ちてしまっているので、

買収もしくは完全国有化ということになってもおかしくはないでしょう。


また、今日発表された欧州中央銀行(ECB)の政策金利は0.50%下げて1.50%となりました。

これは市場の予想通りでしたが、トリシェECB総裁はその後の会見で、

1.50%は底ではないと発言し、今後の追加利下げがあることを示唆しました。

これを受けユーロ売りが活発に。

ユーロドルは一時1.2550付近から1.2480付近まで急落しましたが、

その後は徐々に元の水準まで戻しています。


今日最も大きな動きとなっているのがドル円。

23時10分ごろ、99.20付近で推移していましたが、

その後の5分間ほどで一気に98.40付近まで急落しました。

主だった経済指標の影響を受けたわけではなく、どうやら代表的な取引システムの障害が原因のようで、

その後また5分ほどで98.90付近まで回復しましたが、

そのあとも急激な下げを数回繰り返し、ダウ平均の下げもあいまって一時98.00付近まで下げました。

現在は98.20-50の間で荒い動きをしています。

この時間帯に一気に日本企業の円買い、つまりはレパトリエーションがあったのかと思いましたが、

どうやら違うようです。

システムの障害の影響で取引がどのようになっているのか確認できなかったようで、

一時パニック売りのようなものがあったのでしょう。

いずれにしろ、短期筋のドル持ち高が急激に高まっていることは事実ですので、

投資家も慎重な取引が必要ということです。

2009年3月5日木曜日

株は上昇したものの

円売りの流れは続いています。

今日もドル円は上昇基調で、99.65付近まで上昇し、

年初来高値を更新して、昨年11月の初旬の水準を回復しています。

本格的に100円の壁を越えることが見え始めました。

流れを劇的に変えるとすれば日本の輸出企業によるレパトリエーションでしょうが、

実需の資金は大きいため、このまま上昇することが堅い中、

いつ仕掛けるかが問題でなかなか手が出せないのが現状でしょう。

100円の壁、101円の壁、102円の壁までには仕掛けてくるかと思いますが、

ほんとに3月は月末まで目が離せない状況となりそうです。

ドル円は一時99.45付近まで

アジアの株高を受けて欧州、アメリカの株式市場は上昇で反応。

これを受け、ドルも円に対して上昇しました。

ドル円は99.45付近まで数回上昇しましたが、

その後は99.00付近まで一気に下げるなど、上げ渋っています。

現在は99.15-40の水準で比較的荒い値動きをしています。

2009年3月4日水曜日

とうとう99円突破

ドル円は16時を過ぎて欧州勢が参入したころから上昇が顕著になり、

17時15分ごろ、一気に99円の壁を越えました。

中国の景気刺激策への期待から日本株は中国株の上昇に引きずられる形で小幅上昇で終えましたが、

円売りは続いているようです。

ドル円は一気に99.13付近まで上昇し、現在は99.15付近まで上げて、

まだ上値を窺っているようです。

TALF(ターム物資産担保証券貸出制度)開始

TALF(ターム物資産担保証券貸出制度)開始というニュースを受けて、

株式市場は売りで反応しました。

これを受けて、やはりドル買い圧力が強まってます。

現在の株安の状況を改善する要素なんてものは見当たらないようで、

解決にはただただ時間の経過が必要なようです。

ダウ平均は上昇で始まったものの、取引開始2時間もしたところで

下落に転じています。

7000ドル割れが続いても反転の兆しは見えてこないのでしょうか。


日本の政治情勢は混沌としてきました。

野党第一党の党首の公設第一秘書の逮捕ということで、

波紋は大きいはずです。

しかし、捜索開始の第一報から十数分後での逮捕ということは、

証拠はしっかり固まっていたようで、逮捕ありきで家宅捜索に入ったということでしょう。

うわさによると、与野党の政治家の一部にも同様に違法献金をもらっていたとの疑惑があり、

今後捜査の手が与党の政治家にも及ぶことも考えられます。

そうなると日本の政治は経済どころではなくなり、

日本の信頼は失墜し、日本株売りは加速するでしょう。

2009年3月2日月曜日

ダウ平均7000ドル割れ

ダウ平均は0時現在、前営業日比-100ドル以上となる6950ドル付近で推移。

欧州の市場も下げて展開しています。

日本の市場も今日は大幅下落となっており、

世界の株安はしばらく続く可能性があります。

その原因となっていると思われるのは、やはり金融機関の決算発表ではないでしょうか。

AIGの巨額の赤字と追加の融資の発表など、悪いニュースが株安、ドル買い、円買いを加速させています。

ドル円はロンドン市場が開いてからは下落傾向で97.05付近まで下落していましたが、

NY市場が開いてからは上昇に転じ、一時97.75付近まで上昇しました。


現在のところ、ダウ平均は140ドル以上のマイナスと、下げ幅を拡大させています。

AIGの格下げが報じられるなど、資金がドルへ流入する中、

年度末を向かえ、日本の輸出企業の円買いが始まるため

ドル円がどこまで上昇するかは不透明な状況が続きますが、

ドル円の底は比較的硬いようで、売りをしっかりこなしながらも何とか上昇を続けています。

この流れを変えるのは、米企業の大型の破綻ぐらいしか考えられない状況です。

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