2009年6月5日金曜日

米雇用統計を受けてユーロは急上昇後,急反落

5月の米非農業部門雇用者数は-34.5万人で,

市場予想の-52.0万人より強い結果,

また,同失業率は9.4%で,市場予想の9.2%より弱い結果となった.

これを受けてユーロは一気に上昇.

ポンドも一気に上昇し,ドルに対してユーロは1.4260付近まで,

ポンドは1.6240付近まで急上昇した.

しかし,その後は一気に下落に転じ,

上げ幅を解消したうえに,ユーロは1.4080付近,

ポンドは1.6040付近まで急落した.


最近の米雇用統計を受けてこんなに大きな変動を見せたのは

久しぶりな気がします.

今回は雇用者減が予想より少なかったことで,ドル売りにつながったようですが,

そもそも失業率は9.4%と悪化しており,

先行きは暗いものです.

もう少し投資家は現実と乖離している株価やリスク通貨の状況を

しっかり考えるべきです.


また,ドルは円に対しては上昇し,

1円以上上昇し,98.07付近まで上昇しています.

2009年6月3日水曜日

経済は底打ちをしたとはいうものの

本当にこれが底なのかがわかるのは,

何年後になるでしょうか.


底を打ったはいいものの,

そこから上昇するという保障はありません.

現状では世界各国がお金をばらまいて財政出動しているので,

ある意味上昇は当然です.

ただこれは一時的なものに過ぎません.

底割れは防げたかもしれません.

ただ,根本的な解決にはなっていません.

企業が利益を上げられる長期的な見通しなんてものは存在していません.

さらに,一時は低迷していた資源価格も再び上昇しているようで,

これも家計,企業を圧迫します.


需要の先取りをしていると思われるエコポイント.

必ず,反動が来ます.

それに対応できるほどの政策は,おそらく存在しません.

あるとすれば,赤字国債増発です.

結局は将来に負担を先送りして,

いつ耐えきれなくなるかですね.


全く聞かれなくなった政府紙幣の論議.

結局は自民党の人気取りのためのばか騒ぎだったと言わざるを得ないでしょう.

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