2010年12月20日月曜日

法人税減税しても税源がないと言っているが...

さて,政府は法人税減税を決めましたね.

税率を5%下げるということです.

これによる税収減は1兆5千億円ということですが,

企業への優遇税制の廃止,相続税の最高税率の引き上げなどで

実質的に増税をした分を差し引いても,3500億円ほど財源がないそうです.

このことに対して,マスコミの方々は,

「税源がないのにまたも勝手なことを決めた!」

「無責任だ!」

と言って一斉に批判しておられますね.


さて本当にそうでしょうか?


そもそも,財源がないといっても,

言ってしまえば3500億円の問題です.

来年度予算は80と数兆円程度になるでしょうが,

このうち,税収で賄われているのはいくらでしょうか...?

国債を44兆円までに抑えるとか必死になっているようですが,

言ってしまえば,

少なくとも,44兆円は財源がないことは確定しているようですね.

44兆円の中の3500億円です.

1%以下です.

こんなことで騒いでいる場合じゃないですよね.

そもそも日本には財源なんてないんですよ.

なんでそこは問題視せずに,3500億円だけ突っつくんですかね?

意味不明です.

もはや,批判したいから批判しているという状態です.


法人税減税は,自民党だって主張していたことですし,

意見が同じなのに,なぜ知恵を貸さないんですかね.国益のために.

国益なんてどうでもいいんでしょうね.

現政府である民主党の方々も国益よりも党益が大事なようですが,

その他の野党の方々も国益よりも党益が大事なようですね.

この国の政治家は,本当に日本のことを考えて政治をしているのでしょうかね...


そもそもですが,法人税を5%減税をしたら,

税収が1兆5000億円下がるってどういう計算式なんでしょうね?

税収額に0.95をかけたんでしょうね,単純に.

ですが,こんな簡単に求まるものでしょうか?

税収額の関数は,税率のみに依存するのではないですよね?

世界また日本の景気動向,デフレ,金利,為替,政治情勢,,,,

その他諸々の要素が働きます.

だから,予測するのは極めて難しい.

税率をX%下げたら,来年の税収は,

「税収=今年度税収×(100-X)!!!」

ってことで出てくれたら苦労しないですよね...

マスコミの世界では通用するのかもしれませんが,

こんなこと普通の合理的で論理的な人間に喋ったら鼻で笑われますね...

リーマンショック後の税収の落ち込みは,税率を大幅に上げたからじゃないですよね.

税収は,税率のみの関数ではありません.

つまり,

税収 ≠ f(税率)

であるということです.

実際には,

税収 = f(税率,景気,為替,政治情勢,他国との比較.....)

ということなのです.

と言ってみたものの,その他多くの要素があるので,

上の表現は必ずしも適切なものとは限りませんが.

と,いうことで,

税率を5%下げたからといって,

税収が5%減るなんていうのはナンセンスです.

世界景気が一気に減速したら,

もっと税収は落ち込むでしょうし,その逆も然り.

円高が一気に進んだら輸出産業は大きく影響を受け,

これもまた税収の大幅減につながりますし,その逆もまた然り.

この辺の要素を全く考えずに税率だけで語るのはナンセンスです.


まあ百歩譲って,

世界景気,為替,その他諸々が全部,今年と同水準だったとしましょう.

その場合,予想通りに税収は5%減となるでしょうか?

税金が安くなったら,

海外から企業が本社を移すかもしれませんよね?

それに,国内の企業が海外に移そうと思っていた生産を,

国内に残すもしくは新たに国内に拠点を作るかもしれませんよね?

ということは,税収自体が増えるかもしれませんよね?

税率を5%下げれば,税収はむしろ増えることになるんじゃなかろうか?

こんなことも,一応考えられます.


ですが,実際はそんなことはありません.

ありえません.


なぜでしょうか?


その理由としては,日本に魅力がないからです.

海外企業からしてみれば,

5%下がったからといってまだ税率自体が高く,

高齢化が進み人口減少社会の日本で,

すぐ近くに成長著しい中国があるのに,

アジアの拠点として日本に拠点を置く必要性が極めて小さいからです.

だから,あまり期待できるものではありません.


次に国内企業です.

国内企業としては,税率は下げてほしいので主張はしますが,

人件費が高く,土地も高く,インフラも高く,さらには税金も高い,

そんな国からどんどん生産を海外移転している最中です.

ですから,その流れは5%程度の下げで止まるようなものではありません.

つまり,税率を下げても,国内企業は生産を海外に移します.

表では税率を下げたことを評価する,といいつつ,

裏ではしっかり海外に生産を移します.

普通の経営者なら,こうします.

(まわりからその会社がどう見られるかどうかは別ですけどね...)

さらに,政府側は,

減税した分を国内投資や賃金上昇に充てろと言っていますが,

企業側にそんなことをする義務はありません.

減税で浮いた分は,賃金上昇には反映されず,国内投資にも回らないでしょう.

浮いた分は海外投資に回し,国内採用を絞るなどして賃金はむしろ下げます.

すごく悪く聞こえるように書いていますが,

残念ながら,こうなるのが普通だと思います.

それは,日本に魅力がないからです.

日本に投資する理由が見当たらないからです.

企業は,自分たちの活動しやすいところに移転していき,

自由に経済活動を行うものです.

残念なことですけど,日本企業だからといって,

日本で活動をする義務はもともとないんですよね.

国がどうにかして企業を誘致するのであって,

企業側に特に義務はないですよね.あるのは納税の義務だけです.



さあ,長くなりましたが,

結論としては,

法人税を5%減税したところで,税収は5%減少しない.

むしろもっと減少する!


ということです.



今日記事は特にこのブログには関係ないですね.



この記事は,

出典,リンクだけ記載して頂ければ,転載して頂いても構いませんので,

どうぞ,ご自由にしてください.

そして,もう少しみんな個人で物事を考えましょう.

マスコミの誘導に乗らないようになりましょう.

2010年12月13日月曜日

お久しぶりに更新です

放置気味のこのブログでしたが,

まだ完全に放置したわけではありません.

不定期で気分により更新していきます.


近頃の為替動向は方向感としてはドル買戻しというところですかね.

ドル円で見ると,84円台から83円後半をウロウロという感じで,

79円台は少し遠のいたように見えます.

11月末がファンド勢の決算ということで買戻しがはいったのが

少なからず影響していると思いますが,

これから年末に向けて,皆さんクリスマス休暇にはいられるというのが例年の流れですので,

取引量も少なく,変動幅も限定的ということが毎年言われますね.

そこを逆手にとって,一気に仕掛けるということも可能ですが,

飛び切りサプライズな何かが出てこない限り,

無いかなーという気がします.


サプライズ要因として考えられるのは,


1 欧州不安の再燃(スペイン,ポルトガル等にまで飛び火)

2 調整半島情勢の悪化

3 中国の追加利上げ等の金融引き締め策


などでしょうか.

欧州不安は,言ってしまえばあるのは前々から分かっているものの,

みんな見ないフリをしてきた問題です.

現状では根本的な解決には程遠いですが,

みんななんとなく「不安の後退」ということで一時的に忘れるという

厄介な対応を繰り返しています.

まあ,この問題はあと2年くらいずっといわれ続ける気がします.

そのうち,解決するではなくて,スペインもアウト...

なんてことになる気がしますけどね.


朝鮮半島情勢については,予断を許さない展開ですね.

北朝鮮側が読めないのは毎度のことですが,

今回に関しては,韓国側も冷静に見て挑発だろ...と思えるような

軍事演習を繰り返していますので,ほんとにどうなるか分かりません.

どちらの側も戦争するぞ!と見せかけておいて,

本心ではやりたくないというのが本音らしいですね.

北朝鮮としては,現体制の維持が最大の目的ですし,

つまりはやったら燃料足りないんで負けるのは目に見えてるわけです.

核を使ったら云々ということはあるでしょうが,

韓国側に甚大な被害が与えられたとしても,

結果として負けるのは北朝鮮です.


さて韓国側が戦争をしたく無い理由としましては,

やったら勝ってしまうというのが理由のようです.

何で?と思う方もいらっしゃるでしょうね.

勝つならやれば良いのに.と思う方もいらっしゃるでしょうが,

もし勝っちゃって,北朝鮮を併合,吸収,なんという言葉が適切化は分かりませんが

北朝鮮領土,国民を韓国が面倒見なければならないわけです.

つまり,超外需依存の韓国が,

約2000万人の旧北朝鮮国民の面倒を見なければいけなくなるわけです.

しかも北朝鮮国内は食糧事情が最悪だそうですので,

それを考えると,今はイケイケの韓国経済ですが,

戦争に勝ってしまったがために,一気に最貧国の仲間入り,,,

ということが予想されるらしいです.

適度なウォン安で好調な韓国の輸出産業ですが,

そんな状況では,過剰なウォン安となってしまい,

経済が成り立たなくなってしまうかもしれませんね.

そんなところで,韓国も戦争したくないわけです.


ところで,中国は北朝鮮に関しては,

やはり現状維持を望んでいるようです.

中国としても,北朝鮮を制御できる最大の国としての立場を

十分に活用できる状況をおそらく望んでいますし,

戦争になったら,難民が大量に流れ込んでくるでしょう.

それも避けたいようです.

ロシアとしても,中国に次いで北朝鮮への影響力を行使できる立場なので,

それを確保しつつ,

これは事実かどうか分かりませんが,

「安価な労働力として林業に従事させている」

なんてことをテレビで聞きました.

だとすれば,ロシアも戦争を望んでいませんね.


このように,北朝鮮,韓国,中国,ロシア,

全ての国が戦争を望んでいないんですね.

日本も,戦争が起きた場合,とばっちりを受けるかもしれませんし,

難民が流入なんてこともあると思いますし,

当然望んでいませんよね.

そんなこんなで,冷静に考えれば,

短期的には戦争は起きそうな気がしません.

ただ,我慢の限界で爆発!なんてことは否定できないので,

警戒は必要ですね.


さて最後は,中国の金融引き締めです.

最近中国は短期間に預金準備率を2度引き上げたりしていますね.

金融緩和の政策から,戻そうとしている様なことも聞かれます.

その主な要因として挙げられているのが,物価の上昇ですね,

中国政府としては,物価上昇率を年3%を目標としているようですが,

先日発表された上昇率が5%を超えていたりするので,

これを抑えようと必死なようですね.

庶民からしてみれば,物価がどんどん上昇してしまえば,

暮らしがきつくなる一方ですよね.

庶民の不満が爆発することは避けたいので,

外国資本の流入を止めようと必死なようですね.

まあ,普通の国なら難しいかもしれませんが,

中国という国の,一党独裁で機動力がある政治という特殊性を考えると,

意外に行けちゃいそうな気もしますが・・・

まあ注目ですね.


長くなりましたが,サプライズ要因はこんなところです.

クリスマスに向けて何も起こらないと幸せな年越しが出来そうで良いんですがね...

どうなることやら...

2010年11月15日月曜日

大きなイベントも終わりまして

注目されていた大きなイベントも終わりまして,

週末のAPECも終わりまして,

で,結局何も無かったというのは残念というか,

まあ予想通りの展開というか...


為替はドル円で82円台後半とは行かないものの,

82円中盤を維持しているようです.

ここ数日の流れとしては,

欧州危機再燃というような感じで,

アイルランドがEUの支援を受けるか受けないか?

というような状況のようです.

まあ,実際のところは,

「EUがアイルランドに対して,

支援要請をするように求めた」

ということらしいです.

紛らわしいですね...

そんな流れでドル買戻し,ユーロ売りというような流れです.


先ほど発表された日本の7-9月期のGDPは,

前期比0.9%増,年率換算3.9%増とのことです.

エコカー補助金の駆け込み需要,ついでにタバコの駆け込み需要

なんかも寄与しているようです.

ということで,10-12月期は,本格的に危なそうですね.

マイナス成長が見えてきました.

というより,個人的には,確実にマイナス成長だと思います.

反動減が恐ろしいですね.

こんなこと前から分かってましたが,

需要の先取りをした後というのが,始めて数字になって現れるわけですから.

特に車なんてそうそうめったに買うもんじゃないですからね.

今度発表されるであろう10月の新車販売とかの数字で

おおよその反動減の程度が見られることでしょう.

新車登録の関係で10月にはずれ込んでるのがあるかもしれませんので,

11月のを見れば確実に分かります.

タバコに関しては,

中毒に近いものがあるので,

買い溜めがなくなったあたりからある程度は復活するかもしれませんが,

水準の低下は否めないでしょう.


そんなこんなで,

日本を始め世界各国の景気もこの辺がひとまず天井でしょう.

さあ,それを反映して,年明け頃からの市場はどうなるか恐ろしいですね.

個人的な予想では,

欧州危機のもう一波が来ると思っています.

それと同時に景気後退懸念からの原材料安と,唯一の金GOLDの高騰...

後は円高ユーロ安ですかね.

ドル円に関しては,最高値を更新する場面もあるかもしれませんが,

80-85円程度の円高水準で推移しそうな気がします.

そろそろ次のステージに進みそうな気もしますが,

もう半年くらいはこんな感じかなと.

2,3年後,遅くとも5年後には,スーパー円安に進みそうな気がします.

その頃というのは,日本国債が国内で消化しきれなくなる時期ということです.

月並みな予想ですが...

つまり,今すべきことは,

優良な海外企業の買収ですね.

あとは資源の買いあさり...

個人に出来ることは,

ドル買い,新興国通貨買い,

後は日本からの逃避行の準備....

2010年11月8日月曜日

restaurant storyの料理消費スピードが

restaurant storyの料理消費スピードが

半端じゃなくなってきましたね...

この前のアップデートがあってから急にスピードUP

した気がします.

いまレベル32で調理機8台フル稼働していますが,

どうも料理が先になくなってしまいます.

お客さんの食欲に打ち勝つには,

1分ごとにフレンチトーストを作り続けるしかないかもしれません.

つまり,無理ってことですね.

椅子の数減らしたところで,

不機嫌なお客さんが増えるだけですし,

現状では料理ができるまで入口にふたをするくらいしかないんですが,

それをしたところで,実際のところは何の解決にもなっていない

というのが本当のところです.

困ったものです.

sonic grillとかのsonicがつく調理器具は,

調理時間が20%カットらしいのですが,

あんなもの高くて買えませんね.

さすがにお金出してまでゲームをやろうとは思えません.


あと疑問なのは,

料理の賞味期限ですね.

完成した料理を調理機の上に置いておくと

作成の所要時間にもよりますが,数時間後に腐っちゃってますが,

counterの上に置いておけば時間は大丈夫なのでしょうか?

その辺の情報がないので困りますね.

とりあえずは少し料理を作りだめしておいてから

お客さんを入れてみようと思います.

気分的には,そのまま料理でき次第出して行っても

実質的に変わらない気もしていますが...


ちなみに,

自分のIDは insei ですので,これを見て頂いた方はよろしくお願いします.

2010年11月4日木曜日

FOMCもう少しですね.

FOMC待ちという言葉が聞かれて久しいですが,

ついにその待ちに待ったFOMCの日が近づいてまいりました.

追加の量的緩和をすることは決まっているものの,

問題はその規模とどこに振り向けられるかということのようですね.

今回の決定が市場の予想よりも大幅に大きな規模の緩和だったとしたら,

一気にドル円は史上最高値を目指す展開となり,

その後も戻しは期待できず,長期にわたりドル安が続くという展開になるでしょう.

市場のコンセンサスとしては,少し前に期待していたような

大規模なものではないんじゃなかろうか,ということのようで,

それを織り込みつつの市場形成となっているようです.

そのような状況で,どんな決定を下してくるか注目ですね.


FOMCの結果を受けた明日からの日銀の会合は,

はっきりいってFOMCからのタイムラグをなくすために日程変更したわけで,

どんないいわけしようとその事実は揺らぎません.

つまりは,日銀単独では何もできないということを世界に示したようなものです...

世界の流れに乗り遅れるなというのは分からんでもないですが,

いま現在アメリカの中央銀行が仕掛けている

明らかなドル安政策に対して何もできないというのは,

日本としては危機的な状況ですね.

あと一時間ほどで今後数カ月の相場の流れが決まるといっても過言ではないので,

注目したいと思います.

2010年11月1日月曜日

今週のドル円は

やはり15年半ぶりを更新するでしょうね.

80.4台を割るのは時間の問題でしょう.

先週末も80.4台で終わってますし,

反発の兆しなど見えません.

というより,ありません.

FOMC待ちという展開が変わらないとは思いますが,

ドル円の下降傾向に変わりはないと思うので,

今週は史上最高値をにらんだ展開が本格化するでしょう.

最高値になるという流れになれば,

大口さんが仕掛けてくるでしょうから,

ド派手に更新して78円台に突入!!

なんてことも無きにしもあらずだと思っています.


来週市場に参加するのは,よしたほうがよさそうですね.

特に手元資金の乏しい方々は,

一発で振り落とされるかもしれませんのでご注意を.

2010年10月29日金曜日

米7-9月期GDP発表で

今後の流れが決まりそうですね.

これが予想外に良ければ,来週のFOMCへの期待度が下がり,

予想外に悪ければ,来週のFOMCへの期待度が上がると.

どっちにしろある程度のプラス効果を織り込んでいると思うのですが,

GDPがどの程度のサプライズを出してくれるかに注目です.

2010年10月21日木曜日

restaurant story始めました

最近,iPhoneのアプリにはまってます.

最初にはまったのは,farm story.

無料でできる牧場物語みたいなやつです.

同じところが出してるcity storyもやってます.

これはシムシティみたいなやつです.無料です.

ついでにworld warってやつもやってます.これも無料.

そしてさらに始めたのが,restaurant storyです.

レストランをやるっていうゲームなんですが,

どうやら最近配信が始まったもののようで,

まだまだ先が見えないゲームですね.

トップの人がおそらくレベル22もしくは23くらいで,

今現在,自分はレベル18です.18.5くらいですかね.

ちなみに,IDはinseiなので,よろしくお願いします.

プレゼントでもらえる食べ物の方がどうやら売れると高いようですので.

大量の机と椅子を出しすぎて,料理の供給が間に合わなくなったこともありましたが,

調理機が5台になってからは何とかやっていけてます.

レベル14で5台目,レベル19で6台目が手に入るようです.

最初はstoveだけですが,レベル15くらいでgrillとovenを買えるようになります.

現在のところ,stoveで十分ですが,ovenでも15分,1時間のメニューがあるので,

そっちも使ってます.

grillに関しては,3時間のメニューしか実用的にはないので,使ってません.

レベルが上がるにつれて,メニューも増えると思うので,楽しみです.

恐らくレベル75までかと思いますが,そこそこ早い時期に始められて良かったです.


まあ,無料のゲームなので,あまり要求はできませんが,

farm storyで作った野菜を元手に,restaurant storyができたらもっと楽しいのに,

とか思ってしまいました.

むしろ,city storyともつながって,

完全に街を経営してみたいものです...



さあ,そんな関係ない話はこの辺にしておいて...


ドル円の下値はどの辺まで行くでしょうか...

先ほど80.87付近まで下落したので,

恐らくですが,先日の15年半ぶりをさらに更新したと思います.

上への反発の姿が見えないので,相当円買い圧力が強いんだと思います.

政府としてもG20が終わるまではあまり介入とかしにくいでしょうし,

今度の会議では,中国の為替の不透明性,韓国の暗黙の為替介入について

話し合われるかもというところなので,

ここで世界の支持を取り付けて,何とかしてもらいたいですね.

といっても,マスコミが騒いでいる協調介入なんて,

天と地がひっくり返ってもあり得ません.

みんな自国通貨安競争をしていて,事実上の経済戦争ですからね.

新たな冷戦ですね.

少なくとも,世界が共通して,中国,韓国の不透明な市場を何とかさせることだけでも

前進してほしいものです.

2010年10月14日木曜日

ついに80円台に

突入しましたねー

先ほど,ドル円は80.87付近まで下落したようで,

15年半ぶりの水準で,まだまだ反発する素振りすら見えません...

ミセスワタナベがサポートしていたといわれる82.50付近から数えても

すでに1.5円ほど下げましたので,これ以上下げるとロスカットで

更に行ってしまうということがあるかもしれませんね.

おそらく,個人投資家の方々の頭には,

史上最低値の79.7付近が意識されていることでしょうから,

ロスカットもその付近もしくは少し上辺りにあるかと思います.

大口の方々が一気に攻めてきたら,個人は吹っ飛ばされるでしょうね...

G7であやふやになった為替問題ですが,

G20ではどうしても議論になるところでしょう.

ここに来て韓国のウォン売り介入というのが暗黙の了解から

問題視されるという状態に変わってきたようです.

中国の人民元とともに,話題の中心はこの二カ国の通貨とドルということになるでしょう.

残念ながら,日本円も話題にはなるでしょうが,さほど取り上げられない気がします.

これが日本の悲しい現実というやつですかね・・・

他国に任せていてはおそらくこの日本の為替問題は解決しないでしょうから,

日本はここまで来てしまったら,

自前で資源を開発して,その対価に食糧や土地を要求するという

究極の等価交換をするしかないですね...

だって,買ってって言ったら,またまた円高になってしまいますからね...

ここに来てまさかのオランダ病になります・・・

2010年10月9日土曜日

中国の人民元相場

個人的には,円高の原因はこれが大きいんじゃないかなと思います.

突飛な発想とか,いいわけだとか思われるかと思いますが,

とりあえず読んでやってください.



現在の円高という現象は,安全な通貨として円が買われている

というのが通説となっています.

何をもって安全というかはそれぞれ判断基準があると思いますが,

何かあった時に価値が大きく下落しない,というのが安全ということなのでしょう.

あくまで相対的にということですが,

昔から,有事のドル買いとか有事の金買いということもあります.

ドルは圧倒的に安くなっているので有事のドル買いは今回は当てはまりませんが,

金(GOLD)買いに関しては完全に起こってますね.

金はドルベースで史上最高値を更新しています.

これに関しては過去の金高騰時とは物価が違うので,

実質的な最高値にはまだ達していないという声もあります.

それはその通りかもしれませんが,一貫して上昇しているというのは事実です.


さて,なぜ今,円が高いのか?

日本は人口減少社会であり,ここ数年ゼロ成長となっており,

成長社会どころか成熟社会とか,もしくは縮小するんじゃないかなんても言われています.

そんな国の通貨がなぜ高くなるのか?

とても日本の研究開発能力とかを買って将来性を買っているとは思えません.

しかも日本は世界で肩を並べる国がないくらい借金大国です.

数年後には借金が国民の金融資産を上回るんじゃないかと言われています.

そうなったとき,国債の買い手は海外となってしまうので,

大規模なギリシャになるとの想像は,決して間違っているとは言い切れないという状態です.

そんな国の通貨は,将来下落するだろうというのが普通の論理的な考え方です.


ただし,それも10数年のスパンで考えたらのことであって,

あと数年の間であれば,他の通貨が下落するのが目に見えているなら,

円にお金が集中するのは目に見えています.


投資家が本当に買いたいものは,実は人民元なんだと思います.

中国の成長率は年8%程度.

これは政府が一生懸命抑えてこの水準です.

しかも輸出型産業から内需型産業に切り替えようとしていて,

膨大な人口をバックに巨大な内需産業を育てようとしているようです.


日本と中国が大きく異なるのは,人口,国土面積など様々ありますが,

資源がある程度あること,一党独裁であること,市場が閉鎖的というのが特徴だと思います.

絶対量でいえば全然足りていませんが,資源がある程度あるため,

特にレアメタルをかなりの量握っているので,これも外交カードの一つとなります.

一党独裁であるため,良くも悪くも機動性があります.

市場が閉鎖的というのが一番厄介なのですが,

中国の企業の株は中国人じゃないと買えないんですね.

上海A株というのがそれにあたります.

また,中国の国債も外国人が買うことはできません.

これにより,中国に工場を作ることはできても,

中国企業の成長と国債は中国人だけが享受しているようなものです.

しかも人民元相場は弾力的になったとされていますが,

実際のところは変動幅を中国側が決めており,実際の人民元の価値を反映していません.

人民元はかなり過小評価されているというのが実情です.

自ら為替水準を操作して自国通貨安を固定し,

それを利用して貿易黒字を築き上げていると批判されることが最近多くなってきています.

海外の投資家は,確実にかなり過小評価されている人民元に投資すれば

確実に儲かるはずです.

しかし,中国は人民元は過小評価されていないと強硬に主張しますし,

実質的に相場が固定されている中では,投資をしてもリターンを得られるどころか

逆に人民元安に持っていかれるなんてリスクもあります.

そうなると手の施しようがないですね.

なぜって,正常な市場ではないんですから...


そんなリスクを避けるため,

世界の投資家は人民元に投資できにくい状況になっていると考えています.

仮にですが,人民元が完全に自由化されれば,

世界のマネーは人民元に大量に流れ込むでしょう.

そんなことはしばらく起こり得ないと思います.

もし起こったなら,中国が崩壊した後でしょう.

つまり,しばらくないということです.

世界の為替市場が完全に自由化されれば,

新興国通貨なども人民元と同様に投資対象となり,

成長の可能性が低い日本円なんかにお金が流れ込む理由はなくなります.


先日,ドル買い介入を行った日本ですが,

その日のうちに買ったドルでアメリカ国債を買っちゃったなんて話を聞きました.

事実かどうかわかりませんが,せっかく大量にドルを買ってドルの価値が上がったのに,

さっそくアメリカ国債を買ってドル売っちゃったら,

介入した効果を吸いこんじゃうんじゃないだろうかと思いました.

大量に積み上がってるドル資産と,先日介入したドル資産を

いかに円高にならないように処理するかというのが課題だと思っていますが,

これじゃだめですよね.

どうせ買うなら,アメリカ企業の株を買えって思うんですよね...

ただ,形式的に,政府が買うことは許されないので,

政府系ファンドを立ち上げるということが検討されているようです.

これ,さっさとやっておくべきことだったと思います.

ドル資産を有効に利用しないと,評価損が膨らむばっかりです.

たいして金利も付きませんしね.


ということで,いち早く政府系ファンドを作るべきです.

野党もこれは国益になると思うので,建設的な議論をしてほしいものです.

では

ドル円はついに81円台へ

ついに来てますねー

ほとんど抵抗することなく81円台に突入して,

一時81.71付近まで行きました.

その後も戻る様子はなく,82円付近で行ったり来たりです.

介入期待でドル買っていた人にとっては痛い状況ですね.

G7でどんなことが話し合われるかに注目が集まるところでしょうが,

今回のG7では,おそらく,

通貨安競争はやめようね,程度の宣言くらいしか出てこないでしょう.

各国とも本音を言えば,

「新興国の為替固定を批判するアメリカが

 一番通貨安競争をしているじゃないか!!!」

とか,

「中国が実質元相場を固定しているのが全ての元凶だ!!!」

とか,様々言いたいことはあるでしょうが,言えないですよね...

なので,G7自体では,相場環境を大きく変えられるようなことは

出てこないかなと思っています.


週明けの介入期待ですかね...

2010年10月7日木曜日

yahoo!モバゲーが最低すぎる...

yahoo!ゲームが事実上終了となり,yahoo!モバゲーへ...


登録にはyahooIDがあれば簡単とのことだったが,

実際には名前等の個人情報のほかに,携帯電話の登録まで...

これのどこがすぐに簡単登録なんだろうか...


しかも,iPhoneをお使いの方は,,,ということで,携帯電話の登録ができず,,,


クレジットカードの登録をしろとのことで...


自分,カード持っていません...



ということで,yahoo!モバゲー使えず.....


さようなら,ブロキシー!!!!

今まで暇つぶしによかったのに,,,


孫さん...

このiPhoneはずしの現状をどう思っているでしょうかね...

しかもyahooってことで,事実上,孫さんのとこの企業みたいなもんなのに...

知らないなんてことはないんでしょうが,

これで一人の顧客を失いましたね.

他にもたくさんの人がいると思いますが.

まあ,自分はゲームにお金を払ってまではやろうと思わないので,

経済に貢献はしませんがね...

2010年9月28日火曜日

いいブログを見つけました

南アフリカランド+カナダドルヘッジスワップ運用【年利12%】

24歳FX挑戦さんの記事です.


南アフリカランドとカナダドルの逆相関...

考えたことなかったですね.


リーマンショック以前は為替を主戦場にしていた自分ですが,

大金吹っ飛ばしてからは2年近く謹慎して,学業をしつつ,様々な投資を勉強して

結局,日本株の長期保有こそ王道だという結論に達しました.


為替の世界で戦うには,方法は主に二つ.


まずは,短期トレード.

手数料が安かったり無料だったり,値幅が細かいので,

為替ではこちらをやっている方が多いんじゃないでしょうか.


次に,中長期トレード.

これは二通貨間の金利差により,ロールオーバーした際に一日分の金利が発生するというものです.

円の場合,平時では実質的にどの通貨に比べても金利が低いので,

他通貨を買った場合,買いスワップポイントが入ります.

円を買ってドルを売る場合など,金利が低い通貨を買う場合はスワップポイントが出ていきます.

ということで,早い話,低金利通貨を売って,高金利通貨を買った場合,

毎日金利差分が収入になるというわけですね.


自分がやっていたころは,この二つを組み合わせて,


南アフリカランドを買っておいて,ドル円で短期トレードもやると.

こんな方法で,一時は半年ほどで30%くらいのリターンが出ていましたが,

ご存じのリーマンショックの少し前ですかねー,色気を出してユーロを買ってしまったんですね...

あれはたしかトリシェ総裁の会見だったと記憶しています.

直前にユーロ円を買って,会見の冒頭で少しいいことを言ったので,

ユーロ円が上がったんですね.

そこで一度利益確定をして,調子に乗って会見の最中に仕込んだ水準より下がったので,

もう一度仕込んだんですね...

そうしたら,

トリシェさん,「ユーロ経済は今後,減速する....」というような関連の発言をしたんですね...

その少し前はユーロ円が史上最高値を更新するようなことを繰り返していたので,

不勉強だった当時の自分は,「ユーロ最強」と思いこんでしまっていたんですね...

お恥ずかしい限りです...

その一晩で,ユーロを10000通貨買っていたので,たしか2,3円下がってしまって,

30000円近い損を出しました...

その時でそれまでの利益をほとんどふっ飛ばしました...


それで少し勉強して,リスクを許容するくらいの大きな元手がないと,

為替変動リスクには対応できないと思ったんです.

それ自体は間違っていなかったと思いますし,いまでもその通りだと思っていますが,

やっぱ,買い,だけでやっていけるほど為替は甘くないんですね...

その点がまだ理解できていませんでしたので,

資金を増強して,南アフリカランドを仕込みました.

最初のころは14円くらいでうろついていたランドでしたが,

トリシェさんの騒動以来,12円くらいまで落ちていました.

ということで,まあ下がっても10円だろうと思って,

下がるにつれて少しずつ買うように予め注文しておきました.


それからしばらくはよかったんですよ.

いい感じでレンジ取引が続き,スワップは入るし,キャピタルゲインも入るし...

調子に乗っていたところに,例のリーーーーーマンショックです...

下がり続けるドル円・・・

それに追随する南アフリカランド・・・

その時自分は,何も知らずに普通に学校へ・・・

注文していた通りに,次々に約定していく注文...

確かあの日は,欧州時間が始まったころ,つまり夕方の17時ころでしたが,

何年かぶりの超円高水準になったわけです.

18時ころ家に帰ってみると,南アフリカランドのあったはずのポジションがなくなっており,

9円くらいのポジションが辛うじて残っていたと思います.

ショックでパソコンの前で座っていると,とめどなく下がる南アフリカランド...

自分の記憶では,たしか7.8円くらいまで行ったんじゃないかと思います.

8円のころに,ロスカットするのも馬鹿らしいくらい資産が減ったので,

ぼーーーっと見てたら,強制ロスカットで口座に900円くらいが戻ってきたのを覚えています.

人生で最悪な時をランク付けするとしたら,

確実にトップ3に入る瞬間でしたね...


そんなこんなで謹慎しました...

とりあえず損した分は,バイトでもう一回稼ぎなおし,現状回復はしました.

かなり節約しましたし,ネットでアンケートにも答え,コツコツと稼ぎました...



苦すぎる経験から学んだことは,「為替変動リスクをいかに抑えるか」


考え付いたのは,無理,という結論でした.

それで株に移ったわけですが,

それでも短期的にはもう損してます...

低迷する株式市場...

長い目で見るにしても,配当で年2%弱ずつ稼いでも,

みずほフィナンシャルグループ,双日,三菱総研の明らかな失敗投資をしてしまって,

しばらくは取り返せそうにない...

かといって,ここで博打に出たら,過去の繰り返しが見えてくる...


そんなこんなで,南アフリカランドの超小口投資に回帰したわけです.


安いとこで1000通貨だけ買って,持ち続ける...買い足さない.売らない.


この鉄則を守れば,株に比べれば,かなりのペースで資金が増えると.



そんなことを考えていたところだったので,参考になりました.

24歳FX挑戦さん.

ありがとうございました.

2010年9月22日水曜日

中国が円高誘導に?

尖閣周辺で発生した漁船の問題で様々な圧力をかけてくる中国ですが,

ついには為替の世界でも日本に圧力をかけてくるようです.


中国は世界トップの外貨準備高を持っているとされていますが,

その大半はアメリカドルであるといわれています.

そのアメリカドルを日本円に換えてやろうとしているらしいです.

外貨準備を様々な通貨に分散させるのはリスク管理上重要かと思いますが,

個人的には,日本円にするのはどうなのかなと思います.

20年程度のスパンで見れば,財政問題を抱えているので,

将来的には円安になるのは自明だと思います.

つまり,円高時に更に円を買うということですから,

過剰な円買いは,後々評価損を抱えることになりかねないということですね.

ただ,現状の日本の問題としては,円高を回避したいのですから,やられると痛いですね.


これに対抗して,

日本も円売り・ドル買い・人民元買いをしてやったらいいと思うんですけどね.

人民元は過小評価されているのは確かですから,

過大評価されている円で過小評価されている人民元を買うということは,

長い目で見ると,かなりいい投資だと思います.

これも円高の解決策としてのひとつの手段だと思います.

中国が日本国債を購入しているということで,

さらに円高に拍車がかかっているとの話もありますので,

こちらも人民元を買って,中国国債に一部投資するというのもありでしょう.

むしろ,優良な中国の銀行あたりを買収もしくは投資するのが一番だと思うのですが,

そのあたりは中国当局の規制が入っているから難しいんでしょうね.

その辺を開放しない限り,中国への投資は難しいものになると思います.

つまり,無理ってことですね.....

2010年9月17日金曜日

為替操作国認定というのは

いったい何なんだろうか?

アメリカは,一時期,人民元の変動を事実上固定していた中国に対し,

為替操作国だと認定する一歩手前まで行きました.

中国としても,アメリカに操作国であると認定されるのは避けたかったためでしょうが,

認定の直前に,為替の変動を自由化したことになっています.

しかし,現状でも人民元の変動幅は小さく,そのスピードも遅いのが現状です.

個人的には,為替操作国とは,こういう例を言うのだと思います.


しかし,今回の日本政府による為替介入の直後,アメリカの議会内で,

中国のほかにも為替操作国があり,

この事態を憂慮しているとの趣旨の発言があったそうです.

明言はしていませんが,これは確実に日本のことを指しており,

為替介入を行う=為替操作国

というような論調でした.

さて,本当にそうなんでしょうか?

日本は,円の,もっといえば,ドル円の変動幅を固定していませんし,

変動の幅やスピードは市場次第です.

為替を操作したかしてないかで言ったら,そりゃ事実上したことになるでしょう.

しかし,実際には,日銀が2兆円分といわれていますが,ドルを円で買っただけの話です.

市場を通しており,操作したというよりは,買ったら市場が動いたということです.


為替介入をしている国は,最近でも数カ国あります.

有名なところではスイスですね.

リーマンショック後,金融危機,欧州不安など,続いて起こった中で,

スイスフラン高に対して,スイスフラン売り・ユーロ買いの介入を何度も行っています.

しかし,苦労の甲斐むなしく,スイスフラン安方向には進んでいないのが現状です.

あとは,韓国なんかもウォン売り介入をやっているようですね.

これらに共通するのは,いずれも自国通貨安にしようという介入しか行われていないということです.

日本も然りです.


もとはと言えば,リーマンショック以後の今回の円高は,完全な円独歩高です.

他国,もっといえば,アメリカ,欧州各国が通貨の流通量を何倍にも増やしているのに,

日本円だけが流通量が増やさなかったため,相対的に円の価値が上がってしまっています.

つまり,日本も通貨の流通量を増やせばいいわけなんですが,

日本銀行はインフレが恐ろしくてたまらないので,

通貨の流通量を増やすことに対して,ものすごく後ろ向きなんですね.


余談ですが,通貨不安ということで金GOLDが買われているのは,

通貨自体の信頼感が薄れていることが原因です.

有事のドル買い,金買いというのが通説ですが,

今回は,金買いだけですね.


今回の介入のタイミングとしては,

正直に言って,絶妙だったと思います.

確かに遅いっちゃ遅いんですが,

菅首相が続けば円高対策が遅れるだろうという考えが広まってましたから,

まだ海外勢がなめきっているころに,介入のパンチを食らったので,

警戒して円高方向への仕掛けをしにくい状況ですね.



次回は,介入によって積み上がってしまっているドルの残高を

いかに有効に使うかを考えようと思います.

2010年9月15日水曜日

ついに為替介入しましたね

ちょっと見逃しているうちに,為替介入があったようですね.

10時35分ころ,一気に円安方向に振れましたね.

会見によると10時35分とのことですが,32分ころから急騰していたとの声もあるようです.

いつもは部屋の前でぶら下がりに応じている野田財務大臣が,

今日は無言で部屋に入っていったという話も聞きました.

何かを読み取られたくなかったんでしょうね...


今回の介入額がいくらかは公表されていません.

むしろ,東京時間の一度ではなく,欧州時間でも介入が引き続き行われたようで,

ドル円は一時85.50付近までは上昇しました.

ストップオーダーを巻き込んで一気に上がったようですね.

ここで気になるのが,やはり介入の額ですよね.

引き続き介入するからということで総額を公表していないのかもしれませんね.

ある情報によると,最低1000億円分とのことですが,

実際にはもっと多いかもしれませんね.というより,多いでしょう.


民主党代表戦が終わりその翌日に介入ということで,

不意を突かれた方もいるのではないでしょうか.

自分もそのうちの一人です.

昨日,代表決定直後に50銭近く円高に進み,

その後には83円を割ってしまったとのことでしたので,

今後は菅政権でもっと円が買われるとの危機感が強まったのでしょう.

それがきっかけになったかもしれません.


日本の株式市場は,ひとまず素直に円安を好感して大幅上昇となりましたね.

トヨタ株も3000円に乗っけてました.

問題は,この85円台という水準がいつまで続いてくれるかです.

一般論として,一国が介入をしたところで,

為替の流れまでは変えることは出来ません.

ということで,スピードは緩まっても,円高傾向はとめられないというのが,

市場の見方のようです.

まあ,その通りなんですが,

なんで一切市場介入をしたことを評価しないんですかね?

ある程度評価してもいいと思ってます.

個人的には,少し前のしょうもない発言で円高を招いた方々は馬鹿だと思いましたが,

今回のタイミングは,非常に良かったかなと思います.

結果論になりますが,直近の円のほぼ最高値である82.90前後で介入を開始し,

85円中盤まで持っていったというのは,

介入コストを考えると,少なくてすんだのではないかと思います.

あとは,海外の大口投資家の動き次第というところですが,

ファンド勢はこのあたりが仕掛け時だと思っているのではないでしょうか.

日本政府,日銀が仕掛けたことによって,

かなりの損失が出ているところもあると思います.


日本の個人投資家はどうだったでしょうか?

自分は現在株しかやっていないので,直接は影響を受けていませんが,

円安好感で保有している株の評価損は少し減りました.

日本の個人投資家の皆さんが83.50付近でドルを買い支えているなんて声も聞かれていましたが,

そのまま持ち続けていれば,そこそこ利益は出たんじゃないかと思います.

ロスカットしちゃってた人にとっては,,,残念な結果になっちゃいましたね.


この後の流れですが,

日本の介入がどの程度続くかにもよりますが,

自分ならもう一度くらいは円高方向に進むと思っています.

ファンド勢は85円くらいのところで円を買いたいでしょうから,

このあたりからなかなか上には行きにくいと思っています.

なので,いつ動きが出るか,週末まで目が離せない展開になりそうですね.

2010年9月7日火曜日

84円台が当たり前になっちゃってきましたが

ドル円は84円台に定着しましたね.

なんか当り前みたいな水準になっちゃってますが,

ちょっと前から見たら異常な水準ですよね.

急激に円高方向に進んではいないので,

介入論はなぜかひっこんでしまってますが,

ほんとに準備しとかないと,いざ仕掛けられたときに,

一気にすごい水準まで行っちゃいますよね...


そんな危ない水準にいるドル円ですが,

どうやら下値を支えているのは,日本の個人投資家のようなことがささやかれています.

FXで50倍近くのレバレッジをかけて取引しているので,

そこそこ資金のある個人投資家のような存在にまでなっているようです.

その方々が83円台では買っているようでなので,その水準はけっこう堅いようです.

ただ,大口投資家,機関投資家が本気だしたらそんなの屁みたいなもんなので,

太刀打ちはできないですね.


そんなところでドル円ですが,個人的には円の買いが大量にたまっていると思うので,

そろそろ機関投資家の方から7-9月期の期末に当たる9月末に向けて,

利益確定売りが出ると思うので,ある程度の水準まで戻すんじゃないかと思ってます.

といっても86,87円くらいだとは思いますが...

このタイミングを見計らって,一気に介入したら,

海外勢の利益確定売りを巻き込んでそれなりの水準まで戻せるんじゃないかと思います.

しかも評価損を出さずにってところが重要です.


それにしても,日本は大量のドル保有残高があるということなので,

これをうまいこと処分しなければいけないなと考えていたところです.

ひとつ,いい案を思いつきました.

保有しているドルを,円に変えずに日本のためになるようにするという点で,

金(GOLD),または,銀(SILVER)などの実物資産を購入するという案です.

実物資産は今後重要になってくると思います.

金はかなり高値圏ですので暴落の危険もあります.

ですので,あまり高値圏に入っていない銀とかプラチナなどの商品を

しっかり買い込んでおくべきと思います.

普通に考えたら,大呂の借金を抱えている日本の通貨・円ですので,

将来的には価値が下がるでしょう.

今は無駄に価値が高いわけですから,その価値を利用してやれることはやるべきです.

円の価値が下がれば,円の価値が高い時に買った金とか銀の価値は自動的に上がります.

原油を買っておくっていうのもありだと思います.

このように,ドル建てでしか買えない商品を今のうちに買っておくことで,

実質円売り介入を行いながら,日本がいずれ必要になるものを購入しておくのであれば,

単なる為替介入より,ずっと良いはずです.

ここでの問題点は,日本がそういうことをやってると分かると,

投機筋が一気に流れ込んでくることが容易に考えられることです...

商品価格が高騰してしまえば,日本にとっては非常に厳しい状況になってしまいます.

国家がやることですので,ある程度オープンにしなければならないと思うので,

やはり難しいですかね.


ということで,やはり現実的なことは,

海外企業の買収,または出資ということですね.

円高のうちに海外の優良企業を買っておくことで,

先ほどと同様に円安になった際の評価益や,

企業の売り上げ規模の増大,利益の拡大などやって損はないと思います.

悲鳴だけ上げてるんじゃなく,利益になるところはしっかり享受しておくべきですね.

2010年8月23日月曜日

円高トレンドは変わるか...

ここ最近,ドル円では,どうも円の最高値を目指すような動きが続いていますね.

昨年高値は更新したものの,そこから一気に下を目指すわけでもなく,

一旦上に戻るわけでもなく...

どっちつかずの状況が続いていますが,どちらかといえば,

ドル円は79円を目指す方向にあるのではないかなーと思ってます.

政府も日銀も具体的な策を出そうとしておらず,海外勢になめられっぱなし.

とはいうものの,79円が見えるころになると,

さすがに何かしら手を打ってくるのではなかろうかと思います.

その見えるころっていうのが,いつか分からないんですがね.

市場を注視しているような状況ということなので,

ドル円が一気に5,6円近く下がったら,介入の暇なく割れるかもしれませんね.

個人的には,まずは82円,次に81円,最低でも80円の壁は守るために動くと思います.

これでも遅すぎるとは思いますが...

2010年8月13日金曜日

円高はどこまで

行くんでしょうか.

日本政府,日銀ともに,注視するとは言ってみたものの,

為替介入する様子は見えません.

その言い分としては,

日本単独で介入しても,今回の円高は日本だけに原因があるわけではないので,

単独介入では大きな効果は上げられないということのようです.

欧米と共同介入しないと流れは変わらないということのようですが,

まあ言い訳ですね.


確かに共同介入しなきゃならんかもしれませんが,

欧米諸国からしてみれば,いい感じで自国通貨安になって輸出も回復しているので,

介入なんてしたくないですよね.

むしろ,アメリカの輸出をあげるためにドル安にしてるなんて声も聞かれます.


さて,中国はせっせと介入をやっているようですね.

中国も中国で経済の減速がみられるようで,

難しい立場にあるようです.

バブルは怖いので過度の成長は抑え込みたいが,

抑えすぎると一気に崩壊しかねない.

ということで,いい感じの介入をやって,

減速スピードを調整しているのかなというところです.


まあ,日本もやればいいのに...

日本がやる様子を見せないし,やらないと海外勢に思われてるんで,

ここをチャンスと思われて一気に円買いで攻められてるんですね.

こんなだから無策と思われるわけです...

2010年7月26日月曜日

さてさて、来週の為替市場は

どう動くでしょうか。

ストレステストを通過したものの、

みんな結果に対して不信感があるようで、

何のためにやったのかわかんないです。

ユーロはそこそこ買い戻されましたが、

まだどっちに行くか分からないですね。

とりあえず海外株式市場は上昇したようなので、

為替もとくに暴れる事も無いでしょう。

2010年7月18日日曜日

ドル円は上昇の兆しが見えない

ドル円は先週末,1ドル86.2円ほどまで下落しました.

1年ぶりくらいの水準だそうですが,

ここ最近は90円も珍しいというくらいのところまで水準が下がってきています.

ユーロはやはり少し下げすぎたところもあるのでしょうが,

113円くらいの水準まで戻して今いたが,

こちらはもっと安心できないですよね.

円が安全資産って...

日本人としては喜ぶべきことなのでしょうが,

輸出で食って行ってる日本としては,泣きそうですよね.

根本的な解決策はありませんが,

こうも円高になってしまうのは自分たちだけではどうしようもないところがあるので,

円高のうちにその利益は享受しとかなきゃなりませんね.

日本企業は今のうちに有望な海外企業を買収して,

いろんなところに投資して.

日本の一般市民は,いけるうちに行きたかった海外旅行へ行くのありでしょう.

海外ブランドがほしい人は買えばいいでしょう.

とまあこんな感じで海外にお金を落としてあげれば,

海外の思うつぼなんですがね・・・・

このドル安は,アメリカが主導して自国の輸出産業に

追い風を与えているんじゃないかと思うようになった今日この頃.

私事ですが,iPhone4を予約しました.

今までdocomoだったのですが,どうやら毎月3260円ほど払っていたのですが,

人に言わせれば,何でそんなに高いの?だそうです...

気づかず払っていました.

以外にソフトバンクは安い.iPhone4も本体こそ高いものの,

毎月の維持費はそんなに高くない.むしろ安い.

乗り換え割,ただとも割みたいなのがなくなってからも,

今より500円程度高くなるだけ.

これだったら,いつも買ってしまう

ガリガリ君を8本,
ジュースを5本,

我慢すればいいんじゃないかと気づいてしまいました.

本体の電波の問題が叫ばれていますが,

持っている友人に聞くと,さほど気になったことが無いそう.

いつになったら手に入るか知りませんが,

毎日楽しみで仕方ない...

手に入れば,ブログの更新頻度が高くなるかもしれません.

2010年7月1日木曜日

面倒な流れです

ついつい更新の間があいてしまいました.


そうしている間に,ユーロ円は泥沼,ドル円も87円台に突入です.

先ほどドル円は87.10まで下落しました.

景気の先行き不透明感が云々とか解説してますが,

個人的には,ずっと前から予想してましたし,

このブログにも延々と書いてましたし.

ニ番底懸念なんて,ずっとみんな知ってたのに知らない振りしてただけでしょうに.


まあ,ちょっとまずい流れになってきてたのは確かです.

2010年6月4日金曜日

雇用統計が

悪かったらしいですね.

まあ予測と比較してですが.

欧州の株式市場は2%以上下げているところもありますし,

ダウ平均も150ドル近く下げています.

ドル円も一時92円を割れるところまで下落しました.


市場の受け止め方としてはネガティブサプライズになったようですが,

これは政府部門の雇用が多くの部分を占めているからでしょう.

このことは以前から指摘されていましたが,

やはり民間部門の雇用は芳しくないようです.

一時期取りざたされたジョブレスリカバリになってしまいそうな予感がします.


まあ自分は悲観主義者なので,こんなことは予想済みでしたが,

いざ2番底が来るとなると恐ろしいですね.



一切関係ないですが,

ドログバが右腕を骨折したようです.

トューリオとの激突が原因らしいです.

軽傷であってほしいものです.

2010年5月30日日曜日

フィッチ

フィッチがスペインの格下げをやったようですね.

フィッチ・レーティングス・・・

いつもいつも思うのですが,

格付け会社って,仕事してないですよね.

ギリシャにしてもスペインにしても危ういってことなんか

みんな知ってるじゃないですか.

自分だってギリシャが政権交代して,前政権による債務隠しが発覚した時点で

ギリシャ格付けを2段階でも3段階でも落としますし,

ユーロがここまでなる前に,どっかで格下げしますよ.

なんかわざわざタイミングずらして売る材料提供してるみたいですね.

サブプライムローンの時も,格付け会社と大手金融機関が癒着してたってことありましたよね.

結局のところ,ある種のインサイダー取引が,上層部だけで認められているようなものです.

上層部っていうか,上流階級ですかね.


庶民は被害を被るのみと.

2010年5月21日金曜日

また来ました強烈円高

一時,ドル円は88.97,ユーロ円は109.48,ポンド円は126.69まで

下落するという混乱ぶりです.

ポンド円はユーロ円,ユーロ円はドル円のレートになったような不思議な感じです.

その割に,ユーロドルは1.2296と,むしろちょっと前より少し強いくらいで,

この前の円高,ドル高,その他通貨安という流れではなく,

「単なる強烈な円高」という流れのようです.

不思議なものです.

下落の原因がアメリカの経済指標ということが理由なのでしょうか,

ドルはさほど強くない展開です.

ポンドドルもさほど下げてはいません.

といっても,この前の強烈な下げの時と比較してですが.

2010年5月20日木曜日

ユーロ不味いですね

ユーロは強烈に売られてます.

欧州の危機はまだ始まったばかりだと思います.

ユーロは対円で110円台まで下落していますし,

底が見えない状況ですね.

いつだかドル円が強烈に下げた時も,

個人的には底が見えないと思っていたのですが,

結局のところ,84.81円までしか行かなかったですし.

大きく相場が動く時,個人がベストなタイミングで底値で買うことは難しいですね.

下げているのは一瞬のうちですし,順張りで売っていくのもかなりリスキーです.


ここは様子見っていうことしかできないですね.

利益機会を失することにはなるでしょうが,

一発退場を食らうよりはいいかと思う弱気派です.

2010年5月10日月曜日

混乱はひとまず

終わったようですが,

まだ根本的な解決は程遠いギリシャ問題.

電話会談により,ユーロ圏内のIMFみたいな機関をつくるらしいですが,

ギリシャがデフォルトなんてしてしまったら,

元も子もないですね.

後ろにはポルトガル,イタリア,アイルランド,スペインと,

たくさん怪しいところが待ってますからね.

ひとまず,ユーロ暴落の流れは止まっていますが,

まだまだ先週の頭の水準からはかけ離れています.

これを安いとみるか,まだまだ高いとみるか,

そこを注視しなければいけませんね.


個人的には,まだまだユーロは底が見えない展開だと思ってます.

2010年5月7日金曜日

これはまずいですね

今日のNY時間から始まった円買いドル買いの動きが加速しています.

ドル円が89.80まで下落したばかりか,

ユーロ円が113.47,ポンド円が133.64まで下落.

ユーロドルも1.2611まで下落するなど,

強烈な円買いドル買いが進んでいます.

ダウ平均も200ドル以上の下げとなっていて,

まさかの急転直下で2番底が一気に見えてきた気がするのは自分だけでしょうか?

明日の日本市場は大あらしになるでしょう.

いつか経験したような株安,円高のダブルパンチなので,

ダウ平均が200ドル程度の下げでも,

日経平均は300円近い下げになるかもしれません....

チャートが垂れさがってますね...

今チャートを見てびっくりしました.

ドル円はじめ,全てのクロス円,ユーロドル,ポンドドルなど

全てのチャートが垂れさがってますね・・・

何があったんでしょうか?

原因はよくわかりませんが,急激な円買いドル買いとともに,

金(ゴールド)買いも進んでるようで,史上最高値更新したようです.

ギリシャに託けて一気に売りに転じたのでしょうか?

株もある程度下げてますし,あすの日本市場は大荒れが続くかもしれません.

2010年5月5日水曜日

ユーロ売りがすごいですね

ユーロドルがどんどん下落してますね.

つい数日前までは1.32付近だったのに,

一気に1.28割れ寸前まで下落しました.

欧州委員会が欧州の成長を下方修正したのも影響しているでしょうか.

ユーロドルは急降下していますが,ユーロ円も121.2付近まで下落しています.

ポンド円に関しては大きく下落していません.

ドル円は94.97まで上昇したものの94.5~6程度で推移しています.

ドル買いが強いといったところでしょう.


株も世界的に安くなっているようで,

さらにユーロ安が影響して日本のハイテク株は安くなるかもしれませんね.

やっぱギリシャ問題は尾を引きそうですね

またもギリシャ問題が再燃したようですね.

ユーロに強烈な売りが浴びせられ,

ユーロドルは1.30割れ寸前まで下落しました.

それとともに,欧州の株式市場も大幅安で,2~3%は下げています.

NY市場も大幅安で,各指標は2%以上の下げとなっています.


連休中で日本市場は直接の影響をまだ受けていません.

連休の初めの方では少し上げたりしていたので,

6日の日本市場はどっちに行くか,まだ不明ですね.

ドル円は94円台の後半を維持しているため,

輸出企業にとってはいい環境になりつつありますし,

6日の市場は明日の海外市場の動向次第でしょう.

2010年4月25日日曜日

円安へと行くか?

週末はドル円が94円台まで行きました.

94.3くらいまで上昇したようですが,

その後は94円を切るところまで落ち着いたようです.

この背景には,NY市場が高値圏にいることや,

ギリシャ問題でユーロが揺らぎそうだということがドル高にもつながっているでしょう.

いずれにしろ,円安は日本経済にはプラスなんでしょうが,

あんまり急に動いてほしくないそうですね.

個人的には95円くらいで当分落ち着いてほしいですね.

2010年4月8日木曜日

ギリシャの懸念が再燃したようです.

ギリシャの財政問題は一応落ち着いたかのように思われていましたが,

イギリスの一部新聞によると,

主に富裕層と思われますが,

ギリシャの金融機関から資金を引き揚げているという動きがみられるようです.

ある種の取り付け騒ぎに発展するのではという懸念から,

再びユーロが下落する動きがあったそうです.

一般市民まで広がってしまうと,大混乱になるかもしれません.

もっとも,失業率が高い状態が続いている国で,

銀行にそんなに市民の資産があるかどうかは定かではありませんが...

2010年4月4日日曜日

円安進行ですが

先週の市場はアメリカの雇用統計が良かったことなどを受け,

円が大きく下落し,ドル高,ユーロ高となりました.

注目の雇用統計ですが,発表前は政府雇用が国勢調査の影響で大幅増加するため,

全体の雇用者数も大幅増加するとされてきました.

ADPの雇用統計は政府部門を除く民間部門のみなのでまず注目されましたが,

大幅増とはいかず,政府発表の雇用統計前に水を差すことになりました.


本番の雇用統計では,予想外に政府雇用の数が少なく,

民間部門の大幅増が見られました.

二月の大雪で雇用者数の増加が抑制されたことを考えると,

大幅増加をそのまま受け取るわけにはいきません.

本来の二月分の増加の影響を三月分に受けたとも取れます.

失業率は9.7%で高止まりをしていることを考えると,

若干の良い傾向とは見えますが,まだまだ様子見が必要です.

2010年3月28日日曜日

円安基調になってきましたが

先週はギリギリ93円に行くか行かないかくらいの水準まで円安が加速しました.

ギリシャ救済の問題,格下げの問題もあり,ユーロが売り込まれ,

ドル高基調となったのを受けて円安へとつながりました.

レパトリの季節でもありましたが,ものともせずに円安へと流れて行きました.

来週は期末でもあるので動きが読めそうにないですが,注意が必要です.


日本の2月失業率の発表もありますが,

個人的には最近の日本の失業率改善には疑問ばかりです.

実態として,失業の問題が改善しているとは到底思えません.

就職を諦めている人の増加というのが失業率の改善につながっているとすれば,

数字上の改善は,何の意味も持たないでしょう.


先日,韓国の軍の船が真っ二つに折れて沈没したそうですが,

どうやらこれは事故のようですので戦争懸念は後退しそうです.

ただ,もしこういう事態が起これば,円安に一気に傾くこともあるかもしれません.

2010年3月12日金曜日

為替相場はこう着状態

為替相場は90円台中盤で大きな動きを見せず.

イベントとしては今日の夜のアメリカ2月小売売上高くらいでしょうか.

ただ,大きなサプライズは予想してません.

ポジティブなサプライズだった場合,

91円を超えてしばらく円安基調というよりドル高基調になるでしょう.

ただ,予想外のネガティブな結果だった場合,

また89円台に突入して円高基調になるでしょう.

どちらにしても,サプライズは予想してません.


来週以降はレパトリによって一時的に円高基調になるかもしれません.

2010年2月15日月曜日

日本の10-12月期のGDPは予想上回ったそうな

先ほど発表された10-12月期のGDPは前期比プラス1.1%、年率換算プラス4.6%で

予想を上回ったそうです.

この前のアメリカの指標が良かったことを考えれば,

多少の上ぶれもうなずけるところでしょうか.


しかし,日本のGDPの一次速報の精度の低さは前回で実証済みです.

二次速報でガクンと落ちる可能性もあるので,

楽観視は出来ないでしょう.


市場は多少の円売りに転じたようです.

2010年2月5日金曜日

新規失業給付の予想外の増加で

アメリカの新規失業給付の予想外の増加で,

アメリカ株式市場は大幅下落でスタートしたようです.

ダウ平均は200ドル近く下落,

欧州市場も軒並み2%以上の下落と大崩れです.

為替市場も大幅下落.

ドル円は一時88.60付近まで下落.

ユーロ円も121.60付近まで下落し,ユーロドルも1.3730付近まで下落.

ユーロ円は昨年3月以来の安値,ユーロドルも昨年6月以来の安値となっています.

また,ポンドドルも昨年10月以来の1.5730付近まで下落しました.

やはり欧州の信用不安で下げに転じていたところに,

雇用情勢の悪化懸念が再燃したようです.

この様子では明日の日本株式市場も大荒れでしょう.

また,明日予定されているアメリカ雇用統計の結果如何では

大荒れ,つまりは,二番底懸念の再燃は避けられないでしょう.

2010年2月4日木曜日

小康状態の市場ですが

ここ数日,為替市場は小康状態です.

現状としては,今週末のアメリカの雇用統計を待っているという状況のようです.

先日発表されたアメリカの消費動向にかかわる指標は非常に良好なものでした.

特に個人消費が伸びているというところには注目すべきだったと思います.


ただ,これが長く続くかどうかは,疑問が残ります.

良好な指標であったことに間違いはありませんが,

雇用の情勢は間違いなく暗い状況です.

オバマ大統領も2010年の主要課題は雇用だと言っていました.

その状況を確認するのにちょうどいいのが今週末の雇用統計でしょう.


最近はギリシャの信用不安からユーロが売り込まれています.

ユーロドルが1.3850付近まで低下したのはそれを顕著に表しています.

個人的には下げすぎだと思っていますが,

ドル安傾向に拍車がかかっていたことを考えると,

それも含めた調整期間であるかもしれません.

このあたりで小反発があると思いますが,

それも雇用統計次第でしょう.


最後にトヨタ問題.

このところのトヨタ車のリコール問題に伴って,

トヨタ自動車やその関連企業の株が売り込まれています.

世界のトヨタがついに崩れるのか!なんてことはあまり心配していませんが,

アメリカ政府がトヨタに対しかなり厳しい態度を取っているのは事実です.

アメリカ国内の自動車会社の状況が厳しいため,

トヨタのシェアをこの期に乗じて奪おうとしていると受け止められても仕方のない状況です.

制裁金まで課そうとしているようですが,

これはやりすぎですね.

国内の会社には税金を大量投入し,外資にはリコールに対し制裁金では

あまりに公平感にかけます.

トヨタいじめがますます加速しそうな状況ですから,

注視していく必要がありそうです.

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