24,25日にピッツバーグで行われる20カ国・地域首脳会合,
いわゆる金融サミットで,国際的な通貨取引に低率の税金を課すという
トービン税が検討されるとのことです.
トービン税は,ノーベル経済学賞受賞者ジェームズ・トービンが1972年に提唱したとのことで,
通貨危機のたびに話題に上がっていましたが,
今回の金融危機により,再び注目されてきました.
トービン税は,通貨取引に税金を課すことで短期間での過剰な資金流入,または資金流出を
抑止するとのことです.
一定の効果は発揮するでしょうが,
おそらく金融界から凄まじい反対の圧力を受けて,
まず間違いなく実現はしないでしょう.
しかし,世界経済の安定のためには,
ここで何か手を打たなければいけないのも事実です.
政治の力が問われるところでしょう.
来週は日本では連休で市場が閉じていますが,
世界的にも休日が多いようで,市場が一気に動く可能性を秘めているので,
注意が必要です.
エコノミストによると,来週にも一時ドル円が90円を割れる場面があるかもしれないとのことです.
目が離せないですね.
2009年9月20日日曜日
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