2009年10月3日土曜日

米9月雇用統計は予想より弱い結果に

先ほど発表された米9月雇用統計は,

失業率は予想通りの9.8%,失業者数は非農業雇用者数が前月比で26.3万人の減少と,

市場予想の17.5万人減から大きく悪化したものとなりました.

この結果に市場はドル買いで反応.

しかし,ドル円では円買いに反応し,ドル円は一時89円割れを示し,

その後23時の米8月製造業受注指数発表までジリジリと下げ続け,

89.60円まで下げました.

米8月製造業受注指数は前月比-0.8%で,市場予想の±0.0%より弱い結果となったことを受け,

ドル円はドル買いで反応し,30分ほどで89.90付近まで上昇しました.

この流れは,21時30分にEUR/USDが約1カ月ぶりの安値となる1.4480を記録しましたが,

その後は一転して上昇に転じ,1.6440まで上昇したことにつられたようです.

この上昇の背景としては,投機筋ではなくリアルマネーの買いが

EUR/JPY,USD/JPYにかなり入ったようです.


さて,重要指標が出て少し一息の市場ですが,

2016年のオリンピックがリオデジャネイロに決定したことは

主要通貨市場には大きな影響を与えなかったようです.

しかし,世界的に株安が起きる中,ブラジル市場のみは株高となっているようです.

2014のワールドカップに続き,2年後にオリンピックを開催することとなったブラジルは,

大きな投資が続き,経済も底堅く推移する可能性が高くなりました.

2009年10月2日金曜日

もうすぐ米9月雇用統計の発表です

注目される米9月雇用統計がまもなく発表されます.

8月の雇用統計では9.7%を記録し,今回は10%の大台に乗るか否か,

注目されるところです.

先だって発表された日本の雇用統計は失業率が改善していましたが,

こちらについては市場は好感することなく,米株安に追従する形で下げています.

日本の雇用統計が改善したことは個人的には甚だ疑問です.

個人的には,失業者が減ったのではなく,

就業を目指そうとしている人が減っただけだと思います.

ですから,日本の雇用状況が良くなったなんて,大半の人間が思っていないでしょう.

無理やり数字をあげたと見られても仕方ないでしょう.


雇用統計は遅行指標であることはよく知られていますが,

今回の指標が10%を超えるようなことがあれば,

景気悪化は下げ止まった,底を打ったと先日FRBだかが言ってましたが,

雇用情勢は悪化の一途であるということが証明されたことになってしまいます.

こうなると,一気に株は売りに転じ,一足早く2番底を目指す展開になってしまうかもしれません.

いずれにしろ,ドーピングのような経済対策を打っているわけですから,

それが切れた時に,大きな反動が来ることは間違いありません.

雇用情勢が悪化するということは,個人消費がさらなる落ち込みを見せるということにつながり,

景気回復がさらに遅れることにつながります.


あと15分ほどで発表になりますが,

ドル円は乱高下する展開が予想されます.

また,株も急落する危険性を秘めているので,

ここはリスク管理をしっかりする必要があるでしょう.

資金に余裕のない方は,ポジションを持たずに,

傍から静観するのがいいかもしれませんね.

2009年9月27日日曜日

円高が進んでますが

円高が進んでますね.

とうとう89円台に突入してますね.

この背景には,期末である9月末を控えてのレパトリも絡んでいるようですが,

藤井財務大臣の円高容認ととれる発言も絡んでいるようです.

諸通貨に対してドルが全般に売られているという流れもありますが,

円高がここまで来ると,輸出産業にとっては打撃であることに間違いはありません.

急激な為替変動がない限り,為替介入はしないとの趣旨の発言でしたが,

これには個人的には賛成です.

輸出産業にとって円高が打撃なのはみな承知ですが,

輸出産業の方々は政治献金を政党に大量にしていましたよね.

それに影響されて自民党政権時代は円安になびいていたといわれても仕方ないでしょう.


個人的な興味ですが,政党への企業からの政治献金はどうなるんでしょうね.

これまでは与党である自民党に圧倒的な比率で渡っていたこれらの資金が,

政権交代が起こるとどう変わるんでしょうか.

野党自民党に同様の献金をするのであれば,

それはそれで純粋に自民党に協力しているわけですが,

急にみんな与党民主党に献金先を振り向ければ,

権力にすがりついているだけってことになりますね.

これは少し問題です.

ということで動向が楽しみです.


今週は重要経済指標が目白押しです.

来週金曜に発表される米9月失業率が最も注目している指標です.

ついに10%の大台に乗ってしまうのか否か.

この点が今後の流れを占うものになるかもしれません.

先日,FOMCで景気は底を打ったと言っていましたが,

この失業率でまた流れが変わるかもしれません.

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