今週はじめはユーロが買われ,ユーロ円は上昇しました.
この間,ドル円は90円を目指しての展開を続けていました.
しかし,アメリカのバッドバンク構想を市場は好感し,
ドルが買われユーロが売られました.
ドルは円に対しては大きな上昇を見せなかったので,
結果,円が大きくユーロに対して上昇しました.
個人的に注目していたユーロ圏の失業率は大きな影響を与えなかったようですが,
数字自体は悪いものでした.
日本の失業率も悪化していますし,大手の電気系各社は総崩れの展開で,
赤字計上,下方修正の連続,鉱工業指数も過去最大の下げ幅を記録し,
実体経済が悪化していることが鮮明になってきました.
大幅な円高が懸念されていますが,
オバマ政権の政策への期待からドル円は89円前後で安定しています.
むしろ,円高の影響で輸出企業は経営を圧迫され,
日本経済の冷え込みが進んでいるようです.
このような展開では円高が進むということに対しても,
疑問符がついてきます.
一時的にはドル円が95円程度まで上昇するかもしれません.
2009年1月31日土曜日
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