2009年3月26日木曜日

ガイトナー長官の発言でドル円乱高下

ガイトナー米財務長官が,昨日の中国人民銀行総裁のレポートの

ドルのみの基軸通貨の体制から,IMFの準備金である特別引き出し権の役割を拡大すべき,

という発言に対し,

「オープンであり,レポートは思慮深い」と発言し,否定的なコメントを残さなかったため,

基軸通貨のドルが売られました.

ドル円は一気に1円近く下落し,一時96.90円付近まで下落しました.

その後,ガイトナー長官が「強いドルの維持」を表明したことから,ドル円の下げは収束に向かい,

発言前の水準とほぼ同じか,少し低い位の水準まで回復しました.


発言を受け,ドルは他の通貨に対しても大きく売り込まれましたが,

その後の発言により買戻しが進んでいます.


ダウ平均は発言に左右されることはほとんどなく,

取引開始から100ドル以上の上昇となっています.

円安も進んでいることから,

明日の日経平均もこれに追随することとなるでしょう.

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