先週の市場はアメリカの雇用統計が良かったことなどを受け,
円が大きく下落し,ドル高,ユーロ高となりました.
注目の雇用統計ですが,発表前は政府雇用が国勢調査の影響で大幅増加するため,
全体の雇用者数も大幅増加するとされてきました.
ADPの雇用統計は政府部門を除く民間部門のみなのでまず注目されましたが,
大幅増とはいかず,政府発表の雇用統計前に水を差すことになりました.
本番の雇用統計では,予想外に政府雇用の数が少なく,
民間部門の大幅増が見られました.
二月の大雪で雇用者数の増加が抑制されたことを考えると,
大幅増加をそのまま受け取るわけにはいきません.
本来の二月分の増加の影響を三月分に受けたとも取れます.
失業率は9.7%で高止まりをしていることを考えると,
若干の良い傾向とは見えますが,まだまだ様子見が必要です.
2010年4月4日日曜日
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