2010年12月13日月曜日

お久しぶりに更新です

放置気味のこのブログでしたが,

まだ完全に放置したわけではありません.

不定期で気分により更新していきます.


近頃の為替動向は方向感としてはドル買戻しというところですかね.

ドル円で見ると,84円台から83円後半をウロウロという感じで,

79円台は少し遠のいたように見えます.

11月末がファンド勢の決算ということで買戻しがはいったのが

少なからず影響していると思いますが,

これから年末に向けて,皆さんクリスマス休暇にはいられるというのが例年の流れですので,

取引量も少なく,変動幅も限定的ということが毎年言われますね.

そこを逆手にとって,一気に仕掛けるということも可能ですが,

飛び切りサプライズな何かが出てこない限り,

無いかなーという気がします.


サプライズ要因として考えられるのは,


1 欧州不安の再燃(スペイン,ポルトガル等にまで飛び火)

2 調整半島情勢の悪化

3 中国の追加利上げ等の金融引き締め策


などでしょうか.

欧州不安は,言ってしまえばあるのは前々から分かっているものの,

みんな見ないフリをしてきた問題です.

現状では根本的な解決には程遠いですが,

みんななんとなく「不安の後退」ということで一時的に忘れるという

厄介な対応を繰り返しています.

まあ,この問題はあと2年くらいずっといわれ続ける気がします.

そのうち,解決するではなくて,スペインもアウト...

なんてことになる気がしますけどね.


朝鮮半島情勢については,予断を許さない展開ですね.

北朝鮮側が読めないのは毎度のことですが,

今回に関しては,韓国側も冷静に見て挑発だろ...と思えるような

軍事演習を繰り返していますので,ほんとにどうなるか分かりません.

どちらの側も戦争するぞ!と見せかけておいて,

本心ではやりたくないというのが本音らしいですね.

北朝鮮としては,現体制の維持が最大の目的ですし,

つまりはやったら燃料足りないんで負けるのは目に見えてるわけです.

核を使ったら云々ということはあるでしょうが,

韓国側に甚大な被害が与えられたとしても,

結果として負けるのは北朝鮮です.


さて韓国側が戦争をしたく無い理由としましては,

やったら勝ってしまうというのが理由のようです.

何で?と思う方もいらっしゃるでしょうね.

勝つならやれば良いのに.と思う方もいらっしゃるでしょうが,

もし勝っちゃって,北朝鮮を併合,吸収,なんという言葉が適切化は分かりませんが

北朝鮮領土,国民を韓国が面倒見なければならないわけです.

つまり,超外需依存の韓国が,

約2000万人の旧北朝鮮国民の面倒を見なければいけなくなるわけです.

しかも北朝鮮国内は食糧事情が最悪だそうですので,

それを考えると,今はイケイケの韓国経済ですが,

戦争に勝ってしまったがために,一気に最貧国の仲間入り,,,

ということが予想されるらしいです.

適度なウォン安で好調な韓国の輸出産業ですが,

そんな状況では,過剰なウォン安となってしまい,

経済が成り立たなくなってしまうかもしれませんね.

そんなところで,韓国も戦争したくないわけです.


ところで,中国は北朝鮮に関しては,

やはり現状維持を望んでいるようです.

中国としても,北朝鮮を制御できる最大の国としての立場を

十分に活用できる状況をおそらく望んでいますし,

戦争になったら,難民が大量に流れ込んでくるでしょう.

それも避けたいようです.

ロシアとしても,中国に次いで北朝鮮への影響力を行使できる立場なので,

それを確保しつつ,

これは事実かどうか分かりませんが,

「安価な労働力として林業に従事させている」

なんてことをテレビで聞きました.

だとすれば,ロシアも戦争を望んでいませんね.


このように,北朝鮮,韓国,中国,ロシア,

全ての国が戦争を望んでいないんですね.

日本も,戦争が起きた場合,とばっちりを受けるかもしれませんし,

難民が流入なんてこともあると思いますし,

当然望んでいませんよね.

そんなこんなで,冷静に考えれば,

短期的には戦争は起きそうな気がしません.

ただ,我慢の限界で爆発!なんてことは否定できないので,

警戒は必要ですね.


さて最後は,中国の金融引き締めです.

最近中国は短期間に預金準備率を2度引き上げたりしていますね.

金融緩和の政策から,戻そうとしている様なことも聞かれます.

その主な要因として挙げられているのが,物価の上昇ですね,

中国政府としては,物価上昇率を年3%を目標としているようですが,

先日発表された上昇率が5%を超えていたりするので,

これを抑えようと必死なようですね.

庶民からしてみれば,物価がどんどん上昇してしまえば,

暮らしがきつくなる一方ですよね.

庶民の不満が爆発することは避けたいので,

外国資本の流入を止めようと必死なようですね.

まあ,普通の国なら難しいかもしれませんが,

中国という国の,一党独裁で機動力がある政治という特殊性を考えると,

意外に行けちゃいそうな気もしますが・・・

まあ注目ですね.


長くなりましたが,サプライズ要因はこんなところです.

クリスマスに向けて何も起こらないと幸せな年越しが出来そうで良いんですがね...

どうなることやら...

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