先ほど発表された米9月雇用統計は,
失業率は予想通りの9.8%,失業者数は非農業雇用者数が前月比で26.3万人の減少と,
市場予想の17.5万人減から大きく悪化したものとなりました.
この結果に市場はドル買いで反応.
しかし,ドル円では円買いに反応し,ドル円は一時89円割れを示し,
その後23時の米8月製造業受注指数発表までジリジリと下げ続け,
89.60円まで下げました.
米8月製造業受注指数は前月比-0.8%で,市場予想の±0.0%より弱い結果となったことを受け,
ドル円はドル買いで反応し,30分ほどで89.90付近まで上昇しました.
この流れは,21時30分にEUR/USDが約1カ月ぶりの安値となる1.4480を記録しましたが,
その後は一転して上昇に転じ,1.6440まで上昇したことにつられたようです.
この上昇の背景としては,投機筋ではなくリアルマネーの買いが
EUR/JPY,USD/JPYにかなり入ったようです.
さて,重要指標が出て少し一息の市場ですが,
2016年のオリンピックがリオデジャネイロに決定したことは
主要通貨市場には大きな影響を与えなかったようです.
しかし,世界的に株安が起きる中,ブラジル市場のみは株高となっているようです.
2014のワールドカップに続き,2年後にオリンピックを開催することとなったブラジルは,
大きな投資が続き,経済も底堅く推移する可能性が高くなりました.
2009年10月3日土曜日
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