注目される米9月雇用統計がまもなく発表されます.
8月の雇用統計では9.7%を記録し,今回は10%の大台に乗るか否か,
注目されるところです.
先だって発表された日本の雇用統計は失業率が改善していましたが,
こちらについては市場は好感することなく,米株安に追従する形で下げています.
日本の雇用統計が改善したことは個人的には甚だ疑問です.
個人的には,失業者が減ったのではなく,
就業を目指そうとしている人が減っただけだと思います.
ですから,日本の雇用状況が良くなったなんて,大半の人間が思っていないでしょう.
無理やり数字をあげたと見られても仕方ないでしょう.
雇用統計は遅行指標であることはよく知られていますが,
今回の指標が10%を超えるようなことがあれば,
景気悪化は下げ止まった,底を打ったと先日FRBだかが言ってましたが,
雇用情勢は悪化の一途であるということが証明されたことになってしまいます.
こうなると,一気に株は売りに転じ,一足早く2番底を目指す展開になってしまうかもしれません.
いずれにしろ,ドーピングのような経済対策を打っているわけですから,
それが切れた時に,大きな反動が来ることは間違いありません.
雇用情勢が悪化するということは,個人消費がさらなる落ち込みを見せるということにつながり,
景気回復がさらに遅れることにつながります.
あと15分ほどで発表になりますが,
ドル円は乱高下する展開が予想されます.
また,株も急落する危険性を秘めているので,
ここはリスク管理をしっかりする必要があるでしょう.
資金に余裕のない方は,ポジションを持たずに,
傍から静観するのがいいかもしれませんね.
2009年10月2日金曜日
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