今日の市場は荒れ気味。
GMは監査人から、営業損失と手元資金の枯渇を止められなければ、存続する能力に疑問がある
と指摘されたことを受け、GM株は急落。
これに伴い信用不安が拡大しダウ平均は急落。
現在前日比220ドル以上の下げとなっています。
また、経営不安がささやかれるシティグループの株はついに1ドル割れしています。
もはや自立困難なのは明白ですが、資金注入を終えても、信用力は地に堕ちてしまっているので、
買収もしくは完全国有化ということになってもおかしくはないでしょう。
また、今日発表された欧州中央銀行(ECB)の政策金利は0.50%下げて1.50%となりました。
これは市場の予想通りでしたが、トリシェECB総裁はその後の会見で、
1.50%は底ではないと発言し、今後の追加利下げがあることを示唆しました。
これを受けユーロ売りが活発に。
ユーロドルは一時1.2550付近から1.2480付近まで急落しましたが、
その後は徐々に元の水準まで戻しています。
今日最も大きな動きとなっているのがドル円。
23時10分ごろ、99.20付近で推移していましたが、
その後の5分間ほどで一気に98.40付近まで急落しました。
主だった経済指標の影響を受けたわけではなく、どうやら代表的な取引システムの障害が原因のようで、
その後また5分ほどで98.90付近まで回復しましたが、
そのあとも急激な下げを数回繰り返し、ダウ平均の下げもあいまって一時98.00付近まで下げました。
現在は98.20-50の間で荒い動きをしています。
この時間帯に一気に日本企業の円買い、つまりはレパトリエーションがあったのかと思いましたが、
どうやら違うようです。
システムの障害の影響で取引がどのようになっているのか確認できなかったようで、
一時パニック売りのようなものがあったのでしょう。
いずれにしろ、短期筋のドル持ち高が急激に高まっていることは事実ですので、
投資家も慎重な取引が必要ということです。
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