ここ数日円が売られる展開が続いています.
日本は相当な不況下にあるというのが市場の認識であり,
ここ数ヶ月円が買われてきた反動もあり,納得のいく流れである.
ただ,下落しているのはいまのところドルに対してのみであり,
欧州,オセアニア通貨などに対しては未だ大きく下落してはいない.
先週の金曜のNY市場では,米銀国有化の話が持ち上がって
再びドルが売られるという流れになったが,
かつてあったような急激な円高というものまでは至らなかった.
日本の政治の迷走は当分終わりそうにないが,
この状況を市場がどう見るのかが問題である.
以前から言っているように,政情不安が円安へとつながっていて,
少なからず輸出企業の助けになっているというのが,皮肉な話である.
ねじれ国会の現在,政情不安から来る円安こそが,
最も有効な景気回復の手段でないことを祈るばかりである.
2009年2月23日月曜日
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