2009年2月23日月曜日

もうすぐ市場が開きます

ここ数日円が売られる展開が続いています.

日本は相当な不況下にあるというのが市場の認識であり,

ここ数ヶ月円が買われてきた反動もあり,納得のいく流れである.

ただ,下落しているのはいまのところドルに対してのみであり,

欧州,オセアニア通貨などに対しては未だ大きく下落してはいない.

先週の金曜のNY市場では,米銀国有化の話が持ち上がって

再びドルが売られるという流れになったが,

かつてあったような急激な円高というものまでは至らなかった.


日本の政治の迷走は当分終わりそうにないが,

この状況を市場がどう見るのかが問題である.

以前から言っているように,政情不安が円安へとつながっていて,

少なからず輸出企業の助けになっているというのが,皮肉な話である.

ねじれ国会の現在,政情不安から来る円安こそが,

最も有効な景気回復の手段でないことを祈るばかりである.

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