市場はアメリカ政府の金融安定化策に期待し,
雇用統計が悪化したにもかかわらずそれを無視し,
株高ドル高という流れにもって行きました.
しかし,法案が議会を通り内容が明らかになるに従い,
内容が期待はずれだったとして,大幅株安,円高ドル安方向へとシフトしました.
完全に市場の一人相撲だったとしか言いようがありません.
勝手に期待して,勝手に失望したようです.
前にも書きましたが,実態のない期待というものに依存した結果がこれです.
市場関係者は自己の利益を大きくするため,相場を大きく動かしたがります.
”市場は常に行き過ぎている”
という言葉がありますが,これがばっちり当たった感じですね.
ただ,一部で言われているように,
ここ数ヶ月で投資家の円の持ち高が非常に多くなっているのは事実です.
これをどこかで放出することがあるようなら,一気に円売りが加速することがあるかもしれません.
2009年2月11日水曜日
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