GMはどうやら事前調整型の破綻をしたほうが政府が投入する資金を
抑えられるということです。
ここで破綻をちらつかせることで、債権者は当然破綻すると資金の回収が困難になるわけで、
破綻は避けてほしいのが当然ですから、債権者が譲歩してくれるんじゃないかという狙いもあるようです。
いずれにしろ、ビッグ3は完全に崩壊するのは目に見えているのですが、
その時期が早まるかもしれません。
Citiグループですが、株価がとうとう1ドルを割り込むという事態に陥り、
こちらも何らかの動きが考えられるでしょう。
現在アメリカで最も体力があると思われる金融機関は、おそらくバンク・オブ・アメリカだと思います。
しかし、こちらもメリルリンチを吸収合併、いや事実上の救済合併した判断がやはりまずかったようで、
雲行きが怪しくなっているバンカメですから、
政府が完全国有化のほうが可能性が高いんじゃないかと思ってます。
GMにしろシティにしろ、どちらのニュースも株式市場には悪い影響しか与えられず、
どの道、株価は下がる一方でしょう。
為替相場に関しては、ここ一月ほど金融危機以後のダウ平均とドル円の結びつきがほぼ無くなっており、
株価が下がったら円高になるという流れはもうありえません。
今後は株価の下落、世界経済の不透明性が強くなればなるほど、
ドル高一辺倒になっていくでしょう。
ただ、3月は日本にとっては特別で、魔の月です。
ドル円が100円の壁を越えたあたりで、資本回収、レパトリエーションが
いつ起こるかわからない状況です。
月末が近づくに従い、注意が必要です。
2009年3月8日日曜日
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